<podcast更新!>第353回ボストン便り#03現地在住の瀧波さんに、今年のMLBの見所を聞きました!ブログと共にお楽しみ下さい。
『僅か60試合で7月23日開幕!変則的なシーズンを迎えた今季メジャーリーグの見所は?』
今回の収録は、ボストン在住の瀧波さんとリモートで行いました。
瀧波さんの会社 https://www.bostonkanko.com/
瀧波さんのtwitter @takinami20
-アメリカ最古の球場 フェンウェイパーク-
ボストンにはアメリカ最古の公園、図書館、本屋さん、ホテル、建物、大学など最古と形容されるものが数多くありますが、この町で観光客相手にガイドをやっているとアメリカ最古という形容詞を5-6回は使います。
そしてこの1912年に誕生したフェンウェイ球場もまた現在30あるメジャーリーグの球場の中でアメリカ最古の球場です。(同じ年にデトロイト市内の球場が出来ましたが数年前に取り壊して新球場になったため名実ともに現在は全米最古です。)
フェンウェイ球場は内外野席を合わせて全部で約34、000席と少し。
市内から地下鉄または徒歩ですぐという球場の便利な場所も人気の秘密です。
この球場は比較的小さいので、どの座席からも本当に目の前で選手のプレーを観る事が出来ます。
開幕してすぐの4月始め頃とシーズンの終わり頃はさすがに北国ボストン、寒いときもありますので服装に十分に注意して下さい。
ジャンパーやひざにかけるブランケットは必需品です。
ご記憶にあるかもしれませんがケビンコスナーの名作映画フィールドオブドリームにも登場した球場でもあります。
フェンウエイドックと呼ばれるホットドックも他球場同様いけますが(イチロー選手もきにいったので自分で売店まで行きました)、チーズをかけて食べるナチョスもおすすめ。
ホームベース後方にはボストンの有名店リーガルシーフードが支店を出していてクラムチャウダーもあります。
2002年に登場したアイスドック(アイスクリームがパンに挟まっている)も一度はためされたい名物です。
ビールを飲まれる方は身分証明(年齢21以上)が必要ですのでお忘れなく。
2003年からレフトグリーンモンスターの上にも座席ができました。
バーカウンターのある世界一豪華な外野席といえるでしょう。(定価80から120ドル、ヤンキース戦などのプレミア価格は最高250ドル。
高さ(高度12メーターから16メーター)も値段も高いと言われています。
2004年からライト側屋上に新ルーフ席も登場しました。となりに新スタジアム建設またはウォーターフロントであるボストン港南側に球場移転の計画もありますがチーム同様にこの球場自体ファンも多く、そう簡単には移転できないのでしょう。
-フェンウェイ球場こぼれ話-
フェンウェイ球場こけらおとしの年1912年4月20日に最初の公式ゲームが行われました。
この日はニューヨーク・ハイランダース(後のヤンキース)を相手に、延長戦の末7対6でレッドソックスが勝ち、当日球場に来たボストンの観客2万7千ものファンの期待に応えました。
ところが、このニュースは翌日の新聞の1面を飾ることはできませんでした。
なぜならばあの豪華客船タイタニック号の海難事件が同じ年の4月15日にに起きていたからです。
数々の名勝負を90年近くも見続けている歴史のある球場です。
-フェンウェイ球場の特徴-
左右対象ではなく、ファールボールが落ちる場所もほとんどありません。
レフトスタンドの代わりには、今やボストン名物となっているグリーンモンスター(緑の怪物)と呼ばれる高い緑色の壁があります。(高さ11メートル)
このグリーンモンスターが出現したのは1947年のことで、それまでそこにあった広告がなくなり、緑色に塗られたことからこのニックネームがつけられました。
その日の風向き・強さによって打者また内外野手選手泣かせの怪物へと変身します。
グリーンモンスターの右横にあるアメリカ国旗がどちらを向いているかにも注目しましょう。
スコアボードも、グリーンモンスター部分に取り付けてあります。
この壁に打球があたるとシングルヒット(時には2塁打)、この壁を越せばホームランです。
他都市の試合の途中経過や結果もこのグリーンモンスターに表示されます。またセンターグランドの奥がいびつにへこみ、そこに打球がはまると3塁打になりやすい。
トライアングルエリアと呼ばれるこのへこみ一度見て下さい、本当にこんなのあり??というエリアです。
外野のセンターより部分のほうのホームチームブルペンのそばなのですぐわかります。
多くのコラミニストは夕方から夜の試合に風情がある球場だといいます。この世の死に場所を選べるなら最後にこのエメラルドヘブン(緑の楽園)の記者席を死ぬ場所に選びたいといったスポーツ記者もいます。
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7月23日待望の開幕を迎えるMLB。今季ならではの見所とは!?
通年だと162試合もの長丁場を闘い、地区優勝を決めていくのが米国メジャーリーグのシーズン。だが、今年はコロナ禍の影響により開幕が約4か月ほどの大幅な遅れとなった影響で僅か60試合でのペナントレースになる。 通常の約1/3強の試合数と言う事もあり、例年とは違う戦術を求められる短期決戦となるが、それに加えて今季ならではなの特別ルールが幾つも適用される今季のメジャーリーグ。 そんな特別なシーズンの見所を、瀧波さんが解説してくれています。瀧波さん提供、「アメリカ最古の球場 フェンウェイパーク」に関して
瀧波さんによると、「パリ(フランス)にエッフェル塔があるように、ボストンにはフェンウェイ・パークがある」と言われるほど、最早歴史的建造物とも言えるボストンのフェンウェイパーク。そんなアメリカ最古の球場に関して瀧波さんが解説を寄せてくれましたのでお読み下さい。今週のポッドキャストはこちらからお聴きください!
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